キャラクター性格診断wiki エニアグラムver. - 精神の健全度-その2-
【もくじ】
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タイプ4 -個性的な人-
軽度
段階1「霊感(インスピレーション)を受けた創造者」
段階2「自己認識を持った直観力の人」
段階3「自分をそのまま見せている人」
中度
段階4「創造力豊かな審美家」
段階5「自己陶酔の夢追い人」
段階6「放縦な『特例』」
重度
段階7「疎外された鬱状態の人」
段階8「感情で苦しんでる人」
段階9「自滅の人」
タイプ5 -調べる人-
軽度
段階1「先天的に広く予見する人」
段階2「洞察力の鋭い観察者」
段階3「的を絞った革新者」
中度
段階4「学究的な研究家」
段階5「一心不乱な概念形成者」
段階6「挑発的な皮肉屋」
重度
段階7「孤立した虚無主義者」
段階8「怖がりの『異邦人』」
段階9「内側に爆発する精神分裂患者」
タイプ6 -忠実な人-
軽度
段階1「勇敢な英雄」
段階2「人を引きつける友人」
段階3「約束に背かない勤勉家」
中度
段階4「義務を忠実に果たす人」
段階5「両価的な厭世家」
段階6「権威主義的な反抗者」
重度
段階7「過剰反応する依存者」
段階8「被害妄想でヒステリーの人」
段階9「自滅的な被虐症者」
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精神の健全度-その1-
(タイプ1, 2, 3)
精神の健全度-その2-
(タイプ4, 5, 6)
精神の健全度-その3-
(タイプ7, 8, 9)
タイプ4 -個性的な人-
軽度
段階1「霊感(インスピレーション)を受けた創造者」
この段階の状態はタイプ4が最もタイプ4ではないときで、傍から見たらタイプ7らしく見えている
個性の殻から抜け出して、外の世界と積極的に関わっている状態
鋭い感性を働かせられ、クリエーターのような生き方を体現できるようになる
このときのタイプ4は内面に蓄積された不安よりも外から受け取るインスピレーション}に感化されている
自分らしさに拘らずとも自分の人生を200%生きているという感覚になり、心身とも満たされている
存在自体がクリエーターといっても過言ではない
ただし、この状態をキープするのは結構大変である
段階2「自己認識を持った直観力の人」
段階1ほどではないが、鋭い感性によって動いている状態
自分について興味がある状態ではなく、他者に共感できるようになる
頭の回転も速くなり、運動神経もよくなっていく
この状態のタイプ4は、タイプ2 -助ける人-}・タイプ7 -熱中する人-・タイプ8 -統率する人-のような外向性を帯びている
意識が内側でなく外側に向かう
生き方や発想そのものはクリエイティブになっているのだが、自分らしさを表現するツールや技術があるとタイプ4はこの状態を維持できるようになる
創作欲求に満たされている状態であり、その欲求を何らかの形で表現できるようになるとタイプ4は本当の自分の人生を歩み始める
個性にコントロールされて本来の個性を失うのではなく、個性や自分らしさそのものを自らコントールしている状態であろう
段階3「自分をそのまま見せている人」
自然であっけらかんとしている状態
普段のタイプ4は自分に仮面をかぶり、本当の自分を覆い隠しながらそんな本当の自分を知る感情ワークを楽しんでいるが、段階3の状態だとそんな仮面を外したいと願うようになっていく
共感的・社交的になり、人の話をよく聞き、自分の話もよくする
自分らしさに「こだわり」こそあるのだが、色々な人たちと関わりながら自己と他者のバランスを上手にとれている
健全な状態ではあるのだが、タイプ4特有のフワフワ感はある
ちょっとした出来事で殻に籠ることもある
心身とも安定しているが足元に気を付けないといけない
中度
段階4「創造力豊かな審美家」
独自性や個性が表現したい欲求は健全時〈段階1〜段階3〉と同じようにそのまま持っている状態
クリエーターを目指しているのだが、タイプ4の自意識が邪魔をしてくるようになる
創造性を自己完結している状態になりがち
この状態のタイプ4は、与えられた範囲でしか何かを創り出すことしかできない
「型にしかはまれない自分」と「型にはまってしまう自分」の間にコンフリクトを抱えるようになってしまう
もしくは何かを作ってもその作品に自分らしさを感じることができず、まるで説明書を読みながらプラモデルを作っている気持ちになる
その結果、自分らしさを探求する方法をインテリアやファッション・コレクションの収集など与えられたもので自分の独自性を満たそうとするが、それが危険信号
「他人から当たえられたものは所詮他人が創ったもので、そこに自分が介入する余地はない」という気持ちになり妬みの感情''}を持つようになる
心のどこかで創造したい欲求を持ちこそするが、それを形にできず「自分にはクリエーターの才能がない、そもそも個性がない」と決めつけてしまいそんな自分を手放せないでいる状態に陥る
段階5「自己陶酔の夢追い人」
段階5の状態に落ちると、タイプ4のエネルギーは後退していってしまう
人とよく付き合うようになったりする
たくさんの人に会い、話をすることで、自分の「個性」や「独自性」を認めてもらい、「自分はユニークな人間である」と自己認識を欲するようになる
ここでタイプ4が陥る罠だが、他人には興味がない
タイプ4が見ているのは、他人を介して「自分がどのような人間なのか?」「どんなストーリーを経て今に至るのか?」など自分に触れる気分である
他人すら、自分を見る鏡のように思えてしまう
カウンセラーやセラピーに依存する一歩手前
そして、自分に興味をもって自分だけを見てくれる存在【救世主】を求めるようになる
この状態になるとタイプ4は、「自分の内面を受け入れてほしい」と相手に要求するようになり、異性関係が拗れてしまう
「言語化=内面の表出=現実化=イメージ」とのギャップを恐れている
この傾向が続くと完全に自分の世界に入り浸るようになってしまう
段階6「放縦な『特例』」
「自分だけは特別扱いしてね」と求めるようになってくる
基本的にタイプ4は『悲劇の主人公/悲劇のヒロイン』のように振る舞うが、この段階がまさにそうであろう
だが、自分のことを特別に扱ってくれる人なんていないことは自分でも気づいているのである
放縦な『特例』を求めてもそれが叶わず、自分で自分を甘やかしてきたことに気づく
その結果、自分だけが成長していないという現実に直面した瞬間にこれまでどこかで心地の良かったコンプレックスが辛い現実になってきてしまう
重度
段階7「疎外された鬱状態の人」
自分らしい生き方を求めた結果、何一つ得られず、気づけば時間だけが過ぎていった・・・そんな絶望感に打ちひしがれるようになる
「今からでも間に合う、この瞬間がいちばん若いんだから」という発想も持つべきなのだが、時間間隔が過去のタイプ4はどうしても自分と周りを比較しがち
ポジティヴシンキング発想を持つエネルギーすらない
心の中に微かに残っている光がどんどん消えていく恐怖を目の前にしても身体が動かず、時間が過ぎるのをじっと待っているような状態になる
残るは「心の中の孤独感」と「将来への絶望感」そして、その中でも捨てられない「過去のしがらみ」のみ
心と体がつながっていない状態で、時の経過と共に自分らしさが薄れていく感覚を味わうこととなる
気づけば空っぽの自分がいて、そんな自分に絶望している状態
そしてその矛先は、「自分を成長させてくれなかった他者」に向かい、それがそのまま妬みの感情になっていく
段階8「感情で苦しんでる人」
正常に動けなくなり、自分が消える運命にあることを恐れながら恐怖と絶望を感じるようになる
「価値ないな」「虚しい人生だった」「これは私の運命なんだ」という言葉に囚われている状態
この時のタイプ4は正常ではない
内面にため込んだ感情のエネルギーのすべてを自己卑下するために使い尽くしてしまう
この状態を「活力の全てを飲み干してしまうブラックホール」と呼ぶ
抜け出る道はただひとつ、苦悩する意識をすべて排除することである
ただ自力で苦悩意識を全排除するのは到底不可能であるため、誰かの力を借りながら時間をかけて療養する必要がある
段階9「自滅の人」
絶望のどん底
自滅に走る行為を自ら行っていく
タイプ5 -調べる人-
軽度
段階1「先天的に広く予見する人」
環境から分離している
外部の観察者という信念を手放すことによりタイプ5は自信を持って人生に従事できる
また、「世界の中で才能があり有能に生きたい」という根本的欲求をも逆説的に達成する
そして、頭脳明晰、物知り、深淵、情け深くなる
段階2「洞察力の鋭い観察者」
環境に焦点を当て、それによりその環境の中で機能する自信が持て、根本的恐れを守るための技術を開発する
自己イメージは「私は頭がよく、好奇心があり、独立している」
段階3「的を絞った革新者」
自分を有能で強くしてくれる多くの知識やスキルを習得することにより、自己イメージを強化する
他の人と競いたがらず、新しいアイデアや形式を探求するのを好む
「こねくり回す」ことで、深く独創的なアイデアや改革、芸術という結果をもたらせる
中度
段階4「学究的な研究家」
自己のスキルが不十分であると恐れ始め、世界で居場所を確保するためにもっと準備が必要になる
多くの領域で自分の不安定・不確信を感じ、心の安全な箇所へ住みつくのを好む
学び、実践し、より多くの知識、リソース、スキルを集める
段階5「一心不乱な概念形成者」
他の人の要求により、自分のプロジェクトが邪魔されるのを心配する
そのため、精神活動を強化することにより、「侵入」を遮断する
ニーズを最低限度にし、神経質で思考的、秘密主義になる
より長時間1人で過ごすようになり、物思いにふけ、別の現実を精巧に構成しようとする
段階6「挑発的な皮肉屋」
自分が作ってきたニッチを他人が脅すことを恐れ、そのため人を拒もうとする
他の人の見せかけの自信や安らぎに腹を立て、彼らの信念を失わせるのを楽しむ
自身の考えは奇異で不穏になりえ、自分を理解してくれない人を軽蔑する
重度
段階7「孤立した虚無主義者」
世界に自分の居場所を見つけられない、これはたぶん真実だ
安全を得るため、世界とのつながりをすべて断ち切り、孤立し、さらに空虚になる世界へ退却する
最も基本的なニーズ以外全て拒否するが、それでも恐れに悩まされる
段階8「怖がりの『異邦人』」
とても小さく、助けがないように感じるため、ほとんどすべてが不吉に思える
ダークファンタジーと奇妙な知覚でいっぱいになる
全ての手助けに抵抗し、人々から離れ、うなされるような悪夢や不眠症に悩まされる
過熱した心を止められない
段階9「内側に爆発する精神分裂患者」
痛みや恐怖から自身をこれ以上守れないと感じる
現実逃避する
ある場合には、精神病で正気を失う、精神分裂的引きこもりで、現実逃避を達成しようとする
更に自殺により逃避を試みる可能性がある
タイプ6 -忠実な人-
軽度
段階1「勇敢な英雄」
自分の本心や本音に覚醒
「他人の庇護を受けないと生きていけない自分」とおさらばし、他ならぬ自分自身を新たな支えにして正直に生きる
自信を手にした分勇敢であり、不安に対して真っ向からぶつかっていく
段階2「人を引きつける友人」
フレンドリーで誠実なため、非常に信頼できる人物となる。
焦点は周囲によく行くため、人との接し方やアドバイスなどもそつがない、デキる人
しっかりした支えがあるため、危機に対しての警戒は怠らないもののどっしりしていて安定感がある
段階3「約束に背かない勤勉家」
責任感・節度があり、周囲と協力して「みんなに有益なシステム」を作ろうとする
細かい気配りや連携を大事にする協調性の鬼で、今後起こりうる問題を予見する危機予測能力にも優れる
中度
段階4「義務を忠実に果たす人」
忠実で責任感の強い人物
独立心・自己無能感からくる不安の板挟みはここから表面化
自分を助けてくれる人に対して忠誠を誓うが、本当に助けてくれるかはやっぱり不安
概念への信認を強め、ルール・思想・哲学に助けを求め、それに従おうとし始める
段階5「両価的な厭世家」
防衛的・従順・排他的になりつつある
これ以上自分にプレッシャーが集中しないよう、強そうな人・助けてくれそうな人に付き従う
しかし内面では不安や猜疑心、悲観的な感情が渦巻いており、衝動性や叛逆心が芽生えることも少なくない
上の命令にはとりあえず従うが、心のどこかで「お互いの心を通わせるのは無理なんじゃないかな」と思い始める
結果、自分にとって納得ができないと反抗することもある
段階6「権威主義的な反抗者」
自己不安と「実は助けてくれる人は減ってきているのでは」という不安から、どんどん権威志向に流れていく
権力者に気に入られなければ、「どうにかしなければ」という焦りに苛まれ、自分をよく見せるための虚勢やライバルを貶める讒言に注力することも少なくない
反応はオーバーになっていき、他人に対してもどんどん攻撃的で無慈悲になる
責任転嫁や差別・偏見などを使って他者を攻撃し、自分の不安をかき消そうと躍起になる
重度
段階7「過剰反応する依存者」
猜疑心が爆発し、自信がどんどんなくなっていく
また不安も被害妄想じみた極端なものになりつつあり、それらが爆発してパニックを起こしやすい
他罰すら逃避の道具にならなくなると、次に向かうのは自罰感情
「他ならぬ自分の行いが安定を害し、自分の人生を辛く危険にしているのでは」と考え始める
段階8「被害妄想でヒステリーの人」
必死過ぎるあまり、本来欲しかった安定は逆に遠のいていく
「人に自分のわずかな安全すら壊される」という考えに行きつき、パラノイア・・・つまり被害妄想の塊のような考えに行きついてしまう
自分の強大な不安や自罰から逃れるため、人を非難し、攻撃し、本来存在もしない敵と激しく戦い続ける
自分の嫌いな考えや気に入らないものには激しく食ってかかり、もはや自分でも何がしたいのかわからないほど徹底的に攻撃しようとする
段階9「自滅的な被虐症者」
行き過ぎた他罰感情は最後は自分に返ってくる
「自分の行いのせいで強者に目をつけられ、罰せられる」という、このタイプにとって死刑宣告に等しい感覚を嫌というほど自覚させられる
ここまでくると、後は攻撃できるのは自分だけ
罪悪感・自己嫌悪を嫌というほど味わいつくし、自分で自分を罰し始める
絶え間ない自己破壊・自己懲罰の中で自殺していく者も少なくない